先の見えた人生より、自分で決める人生を!

 京都の新聞社に取材記者として勤務していた角和浩幸さん(43歳)。組織の中で管理職となって定年退職という先の見えた人生よりも、自分で決める人生を、と思い、37歳で新聞社を退社。横浜に生まれ育った角和さんは、身近になかった農業に漠然とした憧れがあり、学生時代にバイク旅行で訪れた北海道の大自然に魅力を感じ、美瑛町で第2の人生をおくる決意をしたのです。

遠いようで近い北海道

 大阪出身の奥様の妙子さんは、移住の話を聞いたとき、ワクワクするような気持ちだったとか。「車を使ってゴミ出しするのが、ちょっと不便ですけどね。でも、旭川空港までは車で約20分、急に実家へ帰る時なんかは便利です」と言います。清涼な空気と自然に囲まれた美瑛での暮らしは、妙子さんも、2頭の愛犬たちもお気に入りの様子。

想像以上に厳しい農業環境

 新規就農事業を利用して2年間の農業研修の後、農家として独立。初めての体験は戸惑いばかり。「努力した分、結果がついてきた」サラリーマン時代と違い、自然が相手の農業。一生懸命、丹念に育てた作物も自然の前に結果が伴わないことに悔しい思いもしました。理不尽でも、これは自分が信じて選んだ道、そう思いながら、今年4回目の収穫期を迎えることができました。

カルチャーショック

 「周囲の方たちはとても親切です。以前、農機具を貸してくれるという農家さんに遠慮して、叱られこともあります。京都では、申し出をすぐには受けず建前で何度か断るのですが、こちらの人は本音でズバズバ話します。これは、カルチャーショックでした」と角和さん。今もつい遠慮してしまうようですが、本音で付き合うこちらの風土に少しずつ馴染んできているようです。

夢の実現へ、着々と

 角和さんはご自身の農場を「ファーム雨読舎」と命名。有機栽培の野菜は町内の直売所で販売し、農作物の宅配も始めました。さらに、お客さんと触れ合うファームレストラン、貸しコテージもオープンし、着々を夢を実現。組織という枠から飛び出し、自分が決めた人生を歩んでいる角和さんご夫妻。ここでの暮らしを心から楽しんでいます。

ファームレストラン「雨読舎」

ご主人の著書
「美瑛の丘で百姓修行」

愛犬と一緒に

■美瑛町商工会 北海道上川郡美瑛町本町1丁目2番4号 電話0166-92-1175 copyright(c)2010 Biei-shokokai All right reserved.